ハラハラするサスペンス漫画「東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男」感想

東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男1巻
ワンダーパパ
ワンダーパパ

みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。

本日は、先月3巻が発売された「東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男」を読みましたので、ご紹介します。

概要

こちらの作品は、「月刊コミックゼノン」で連載されていて、2022年12月に3巻が発売されています。

作者は、「稲井 雄人」さんです。

以下は、試し読み出来る「コミックゼノン」のアドレスです。ぜひ、読んでみて下さい。

https://comic-zenon.com/episode/3269754496725138488

あらすじ

花屋を営む千東森生(42)は、妻と高校生の娘との 3 人暮らし。

花屋の経営は芳しくなく、 妻はパートに出て、なんとか生計を立てていた。

そんな折に届いた大学の同窓会の報せ。妻 に後押しされ、同窓会へ参加した森生は、かつての親友・加賀山に声をかけられる。久々の 再会に、昔を懐かしむ森生だったが、加賀山からとある仕事を提案され…。

コミックゼノンホームページより引用

登場人物

千東 森生(ちとう もりお):主人公

しがない花屋の店主。パート勤めの妻と高校生の娘と暮らす。真面目過ぎるぐらい真面目。しかし、植物オタクで、植物のこととなると周りが見えなくなる。花屋が儲けてなくて、お金に困る。植物栽培については、プロ。植物の声を聞くことが出来る。

加賀山 :主人公の大学の同級生

メガネでヒゲ。同窓会で再会する。お調子者。大麻を育てて儲けている。お金に困っているもりおに大麻の栽培を勧めてくる。それは、モリオなら、伝説の大麻「ミック」を超えるものを作れるのではと思っているからなのだった・・・。

見どころ・感想等(ネタバレあり)

背徳感とドキドキ感

この作品、花屋の主人公がお金に困って、大学の友人から大麻栽培の世界へ引き込まれていきます。

そして、友人はブローカーになり、主人公は生産者へとなっていきます。

しかし、主人公は一般人の感覚を忘れず、家族想いで生真面目であるが故に、悪いことをしているという「背徳感」やバレるのではないかというドキドキ感を感じています。

これが大麻とは無縁の我々のような多くの一般ピーポーな読者と同じ気持ちで共感出来き、また大麻ってどんな風に育ててるのかやどんな人が購入して吸っているのか等も知れて面白いです。

少しずつ見えてくる黒い部分

主人公は、純粋に植物を愛していて、その道にプロであり、しかも情熱も人一倍な為、どんどんと品種改良を行い、「良質な大麻」を作ってしまいます。

そして、それはすぐに評判になります。

しかし、儲けることが出来るという幸福なことばかりではなく、加賀山が繋がっている半グレのような黒い組織の者に嗅ぎ付けられてしまうのでした。

「安全で儲かる」という謳い文句でモリオを大麻栽培の道へ誘ってた加賀山でしたが、やはり「金」を産むところに暴力があるというアングラな部分が見えてきます。

それどころか、半グレ組織が生産者の身柄を抑えようとしてくるので、主人公に魔の手が迫るのではとヒヤヒヤしました。

迫る危機

この作品は、近年の若年層にも蔓延してしまうクスリの怖さも描いています。

主人公の娘は高校生でしたが、その周辺でも軽い気持ちから「大麻」と知らされずにリラックス出来るとか嫌なことを忘れられるとかの誘い文句で勧められます。

生活の為に始めた大麻栽培が、結果として自分の家族まで巻き込みかねない事態へと変貌してきます。

また、半グレ組織にも目をつけられるわで、直接的な危機が主人公を襲い始め、日常が崩壊していきます。

ここら辺も読んでいて、「マイホームヒーロー」を読んでいた時のような日常を侵食してくる非日常的な気持ちになり、面白かったです。

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか?

3巻を本屋で見かけて、1巻だけ読んでみようと思って読んでみたこちらの作品ですが、面白くてすぐに3巻まで買っちゃいました!

このドキドキ感とスリルにやられましたね。

しっかし、クスリはやっぱ怖いなと思いました。「ダメ!ゼッタイ!」ですな。

でも、話は面白いので、是非読んでみて下さい。でわ、でわ。

タイトルとURLをコピーしました