狂気の新興宗教サスペンス漫画「スマイリー」感想

スマイリー1巻
ワンあーパパ
ワンあーパパ

みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。

「このマンガがすごい!芸人楽屋編」から「スマイリー」を読みましたので

ご紹介します!

概要

こちらの作品は、「週刊ゴラク」にて連載されている作品で、現在3巻まで発売されています。

作者は、「服部 未定」さんです。こちらは、「川島・山内の漫画沼」で紹介されていました。

以下は試し読み出来る「日本文芸社」のアドレスです。ぜひ、読んでみて下さい。

https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b605919.html

あらすじ

愛娘を不慮の事故で亡くしたフリーライターの鴨目友司。
絶望した彼は妻にも去られ、抜け殻のような日々を送っていた。

だがある日勧誘に来た見知らぬ宗教団体「心笑会」のチラシが彼の運命を変える。
そこには音信不通の妻の姿が映っていた…。

これは信仰と狂気の物語ーー。邪悪な笑顔が招く教団の黒き闇とは。
戦慄の“新興宗教“サスペンス始動!!

「日本文芸社」ホームページより引用

登場人物(ネタバレあり)

鴨目 友司(かもめ ゆうし):主人公

フリーライター。元々記事の為なら、何でもする性格で、家庭よりも仕事を重視してきた。子どもを交通事故で亡くし、妻にも去られた。妻が新興宗教「心笑会」に入会していることを知り、偽名を使って自ら入会して行方を探ろうとしている。

魚住:主人公の友人

エリート刑事。母親が「心笑会」に入信しており、いわゆる2世。友人である友司には関わらない様に忠告する。だが、その後、「心笑会」に対抗すべく動き始める。

見どころ・感想など(ネタバレあり)

不気味なカルト集団

こちらの作品は、不気味なカルト集団である「心笑会」という宗教団体に入信してしまった主人公の妻を探すため、フリージャーナリストである主人公が偽名で入信するところから始まります。

そこでは、笑うと幸せになれるという教義のもと、「朗笑」としてとにかく笑うことを繰り返させられます。

通常は、「笑顔」は人を癒したり、元気にしたりする効果があると思いますが、いついかなる時も集団で笑う描写は、ひたすらに不気味です。

そして、色んな人が主人公に「心笑会」に関わることを止めるよう忠告してきます。

それは、この団体を調べたり、告発しようとして来た人物はことごとく行方不明や自殺している(殺されている)からでした。

実在しそうなカルト集団の生々しさが、読んでいてジワジワと押し寄せて次第に読み進めるのが恐ろしく感じました。

心笑会の狂気とグロさ

この集団の恐ろしいところは、まず一つに巨大な組織であるところです。

その入信者の数が二万五千人とされ、誰が信者か分からないというところです。

そして、警察やマスコミ、行政などあらゆるところに信者がいて、誰が敵で誰が味方か分からないようなところが一層怖さを引き立てています。

また、この物語で本当にびっくりしたのは、この団体で幹部などは「ハゲた笑顔の老人の様な仮面」を被り、さらに選ばれた信者は、生きたまま顔の皮を剥がされて他人の顔の皮を被されるところです。

この狂気具合とグロさには、正直、ドン引きしました。

それから、敵対する者には容赦が無く、「失笑」と称してこれも顔の皮を剥がされて、さらには顔面を潰されます。

これは、「ゴールデンカムイ」で出てきた「のっぺらぼう」が使ったようなトリックを連想させられます。(もしかして、他人の顔の皮を使ってアリバイを作るトリックを使うつもりなのか?)

ただし、これらの描写は。かなりグロいので、読む時は注意して下さい。

教団との戦い

上記のようにあまりに巨大で狂気に満ちた組織において主人公が対抗する手段があるのかと絶望してしまいますが、友人で刑事の魚住もこの戦いに身を投じて行きます。

また、主人公も仕事を辞めて、この集団の中で修行に身を投じ、一層の信頼を得て幹部に着実に近づくチャンスを窺っているように思えます。

4巻では、いわゆる反撃ターンになっていくのではないかと思います。

今後、どの様な展開になっていくのか目が離せなくなりました

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか?

「漫画沼」で紹介され、「このマンガがスゴイ!2023」の中でも名前を見かけたこちらの作品ですが、不気味でグロいだけでなく、話の展開もうまく、凄く引き込まれました

この巨大で狂気に満ちた組織に抗う術があるのか?これからの展開が見ものです。

面白いのですが、結構グロいので大丈夫な方は、読んでみて下さい。では。

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