落ちていく恐怖の投資漫画「FX戦士くるみちゃん」感想

FX戦士くるみちゃん1巻
ワンダーパパ
ワンダーパパ

みなさん、こんにちは!「このマンガがすごい2023」より

未読の「FX戦士くるみちゃん」を読みましたのでご紹介します。

概要

こちらの作品は、「コミックフラッパー」連載されていて、現在3刊まで発売されています。

作者は、原作「でむにゃん」さん、作画「炭酸だいすき」さんとなっています。

下記は、試し読み出来る「フラッパー」のアドレスです。ぜひ、読んで見て下さい。

https://comic-flapper.com/product/fx_kurumi/322104000242.html

あらすじ

ゆるふわJDたちの、ちょっとキケン(!?)なお金稼ぎのおはなしですっ!

チャートが1mmうごくたび、涙があふれてとまらない――!!

楽してお金儲けをしたいすべての人へ送る、心臓ゆさぶる女子大生・FX・コミックス!

フラッパーホームページより引用

登場人物(ネタバレあり)

福賀 くるみ(ふくが くるみ):主人公

大学2年。ショートカットの女子大生。母がFXで失敗し、2000万円を失って自殺している。その後、FXで2000万円を取り返すことを決意し、勉強する。今のところ、負けなし。しかし、手をつけたらいけないお金を溶かしかけ、父親からはFXをやめる様に言われる。

小金 萌智子(こがね もちこ):大学の友達

大学3年。くるみのFX仲間。ロングの髪。すでに1000万円以上をFXで稼いでいる。友達をしているが、投資ではかなりクールで、敵とか踏み台位しか思っていない。

山師 芽吹(やまし めぶき):大学の友達

大学3年生。くるみより後にFXを始める。本当に素人。初めは、くるみがサポートしてその通りにして儲けていた。しかし、自分でやるようになり、負け込み、奨学金にも手をつける。

見どころ・感想など(ネタバレあり)

可愛い絵と解説で知識ゼロでも読める

この作品、「FX」(エフエックス)という通貨に対する投資の話です。

私は、全然やったことなくて、「専門的な用語出てきても分からないなー」と思いつつ、「このマンガがすごい2023」で見かけて可愛い絵の表紙と興味から読み始めました。

しかし、読み進めると「強制ロスカット」など知らない単語がやっぱり出て来たのですが、用語を絵と例えで分かりやすく説明してくれるので、勉強にもなるなーと思いました。

FXの怖さについて知れる

私は、FXを「儲ける可能性もあるけど、お金を失った人が多い怖いもの」という認識だったのですが、この作品を読んでその考えが間違いがないことを確信しました。

初っ端のくるみのお母さんの話からしてかなり重かったです。

絵は、ゆるふわ系で凄く可愛らしいのですが、その反面、FXを行って失敗したり、手をつけちゃいけないお金を溶かしそうになる恐怖がもの凄くリアルに心理描写していて、読んでて苦しかったです。

投資した通貨のチャートが下がり続ける時のくるみの表情や呼吸が荒くなっていく様、こっちがガタガタ震えてしまいます

もう本当にギャンブルをして、負けいていく人の心理を見ている様で怖かったです。

「あと1000円、1000円入れれば出るかも・・・」みたいにパチンコやスロットになけなしの金を入れ込む時の心理に似ていて既視感がある方も居られるかも知れませんね。

まさに恐怖!「俺は絶対手を出したらダメなやつだわ!」と思いました。

ハマっていく心理描写が凄い

1巻では、そんな恐怖を味わったはずのくるみでしたが、2巻で一旦は親バレしてFXを辞めようと決意します。

しかし、やはり一度最終的に首の皮一枚で助かり、結果的に儲けてしまうと普通に働くことや汗水たらして働くことが出来なくなりますね。

理性では分かっていても、アドレナリンがドバドバな体験が忘れられず、悪魔の囁きに負けてしまうんですね。

また、「投資していれば儲けれたはず」という心理に勝てなくなるのもリアルだなーと思いました。

あの「ジェイコム男」で有名な「BNF氏」もどんなに儲けても「やってたら儲けが出たかも」という気持ちから、「旅行も行けない」と言ってましたものね。

とにかく、3巻では素人の伊吹が奨学金(学費)にまで手をつけて、いったいどうなってしまうのか気になり、早く続きが読みたくなりました。

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか?

「このマンガがすごい」を読んで読んでみようと思ったこの作品ですが、絵の可愛さとは裏腹に怖い怖い!

やっぱリスクが大きいギャンブルみたいなのはダメだわと思いました。

それだけ、リアルにFXの闇を描いてくれてます。興味が湧いたら、ぜひ、読んでみて下さい。

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