

みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。
本日は、私が今ハマって読んでいる「ワンダンス」
をご紹介します。(5巻まで読みました)
概要
こちらの作品は、「月刊アフタヌーン」にて2019年より連載されている作品で、2022年10月に9巻が発売されています。
作者は、「珈琲」さんで、代表作に「のぼる小寺さん」があり、こちらは実写映画化されています。
2019年、2020年と「次にくる漫画大賞」にノミネートされています。
下記は、試し読みできる「アフタヌーン」の公式サイトのアドレスです。ぜひ、読んでみて下さい。
https://afternoon.kodansha.co.jp/c/wondance/
あらすじ
自分の気持ちを抑えて、周りに合わせて生活している小谷花木(こたに かぼく)。
アフタヌーン公式ホームページより引用
そんな彼が惹かれたのは、人目を気にせずダンスに没頭する湾田光莉(わんだ ひかり)。
彼女と一緒に踊るために、未経験のダンスに挑む!
登場人物(ネタバレあり)
小谷 花木(こたに かぼく):主人公、通称「かぼ」
身長が高い。イケメンだが、どもり癖=「吃音症」があり、うまく人と話せない。中学ではバスケ部。
友達みんなが目立つのを嫌い、「普通」を良しとして、頑張っている人をディスっていた。
それを辞めくてやりたいことをやって「変」でいいと思うようになる。そして、湾田と出会い、ダンスの世界に引き込まれていき、ダンス部に入る。喋らなくて良い自己表現を見つける。見られるのが苦手だった。だが、それを克服し、爆発的スピードで成長する!
湾田 光莉(わんだ みつり):通称「ワンダ」
金髪。可愛い。低身長。ダンス好き。誰もが認めるセンス。一方で、ラインをしていなかったり、本人曰く、「喋るのは苦手」。ある時、校内でダンスの練習をしているところをカボの友達が見かけ、友達が動画に撮ってエロい目で見ていたのを削除するようカボが注意する。コンビニでバイトしている。父子家庭。カボにダンスで世界一を目指していることを打ち明ける。主人公がダンス部に入るきっかけとなる。また、カボの精神的な支えとなる。
見どころ・感想など(ネタバレあり)
ダンスについて知れる
この作品、ダンスに関する漫画で、高校生のダンス部を中心に話が進んでいきます。
私は全くダンスについて知らず、高校生の時に創作ダンスに取り組んだぐらいであり、以前に「ボールルームへようこそ」を読んだことがありますが、それは「社交ダンス」でした。
こちらは、「ヒップホップ」や「ハウス」、「ブレイキン」などの音楽に合わせたダンスが出てきます。(踊っている時も何の曲か音源を書いてくれています)
しかし、主人公も全くのダンス初心者という設定なので、ダンスの基礎から学んでいく過程が分かりやすく表現されていますので、安心して読めます。
また、音楽に合わせて踊る様子が、迫力あるタッチや揺らぎの表現で巧みに表現されていて、すごくカッコイイです!まるで動画を見ているかのように動きが伝わってきて引き込まれていきます。
作者も実際にダンスをしておられたようなので、その影響が大きいんだろうなと思います。そして、何より絵も女の子が可愛くて読みやすかったです。
ワンダさんとの関係が良い
主人公は、「吃音持ち」で、うまく言葉に出して喋ることが出来ません。(どうやら、作者も吃音持ちのようですね。)
しかし、それを理解してくれていて、無理に急かしたりしません。むしろ、そのことを知らない人に積極的に説明して庇ってくれます。
また、主人公が何かを伝えたくて言葉が出なくても意図を汲み取ってくれます。何より、主人公のダンスを気に入って、リスペクトしてくれているのが良いです!
夜も二人で練習したり、手を自然に繋いだりと熱いダンス漫画ですが、主人公とワンダとの関係が今後どうなっていくかも読んでいて「ワクワク」する胸キュンポイントです。
主人公もワンダのことが好きで、また自分にだけ打ち明けてくれた世界に羽ばたくダンサーになる夢のため、高め合っていきたいと望んでいます。本当に応援したくなる二人です。
バトルなどアツすぎる展開と主人公の成長
当初は、全くの素人だった主人公ですが、部活でコンテストに出たりして活躍の舞台が広がっていきます。
そして、途中からは「ダンスバトル」にも出るようになります。
コンテストは、どちらかというと決まった踊りをみんなで練習して揃えるというよくテレビでも見るようなもののようでしたが、バトルは初めて知りました。
それは、人々がサークルになって、その中心で交互に踊るというものでした。踊る音源もランダムでその時に即興で踊って周りがジャッジするものです。
相手のダンスを見て影響を受け、それを上回る技を繰り出したりと熱い展開になります!
主人公は、まだダンスを初めて間もないですが、持ち前の高身長と音を拾える音感、それからダンスに対するパッション(情熱)が人一倍あります!!
それは、自身が吃音症であったために、感情を溜め込む性格だったからです。
そして、持てる感情の全てを音で、身体でぶつけます。それが、読者の感情をぶん殴ってくるぐらいの衝撃で読む手が止まりません。
それから、爆発的スピードで成長する主人公に熱くなります。
Twitterでの反応
ワンダンスは絵のタッチもコマ割りもダンスを言葉で表現する時の言葉選びも全てオシャレな漫画なので読んでください
— 甕 (@O4tolife__22) November 15, 2022
ワンダンス面白すぎてとまらない
— ようすけ@winedrop代表ソムリエ (@winedrop_yosuke) June 14, 2022
絵でここまで躍動感やシルエット、本来聴こえるはずのない音楽をも表現できるのすごすぎる
その場面で流れてる音源も併記してくれるので、同じ曲聴きながら読むとバチバチにキマります@ccffeee #ワンダンス #ダンス #ブレイキン #ブレイクダンス pic.twitter.com/EtYWlnZ7gY
#ワンダンス の好きなとこって、登場人物にパリピみたいな人がほとんどいないとこなんだよな。ダンスやってる人って一見チャラいんだけど、中身はストイックで真面目というね。#DLeague 見たいわ。
— OTANIACS_JPN (@OtaniacsJ) November 9, 2022
「ワンダンス | 1話 湾田さんのダンス」 #コミックDAYS @comicdays_team https://t.co/6Cl961pTcJ
発する言葉が声になる前に
— 森田健太郎 (@mk3dbs) February 15, 2021
人の会話が進んでしまい
ほとんどが
自分との会話になってしまう
吃音症を持つ高校生。
自らを閉じ込めて
人生歩んできた少年が、
ダンスという表現に出会い、
相手と、自分との会話のなかに
本音が言葉になっていく姿に
とても考えさせられます。#ワンダンス pic.twitter.com/DrGNdBpOBG
まとめ
如何だったでしょうか?
こちらの作品、吃音症の主人公という少し変わった設定でしたが、逆にそれが良かったです。
言葉に出来ない感情をそのままダンスにぶつける熱さや、ワンダとの言葉をあまり交わさなくても理解し合える関係とか素敵過ぎます!
金欠気味でしたが、面白過ぎて続きが気になり、次々と購入してしまいました。
私が今まで知らない世界で、知れて良かったです。皆さんもぜひ、読んでみて下さい!