青春リフレインのエッセイ漫画「39歳の免許合宿」感想

39歳の免許合宿
ワンダーパパ
ワンダーパパ

みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。

本日は、エッセイ漫画「39歳の免許合宿」を読みました。

面白かったので、ご紹介します。

概要

この作品は、同人誌即売会「コミティア」でインディーズとして完売した作品で、描き下ろしの「聖地巡礼ツアー」を加えメジャー発売された作品です。

作者は、お笑い芸人の「グランジ」のボケ担当「五明拓弥」さんで「ごめたん」として出版されています。下記は、試し読みできる「pixivコミック」のアドレスです。ぜひ、読んでみてください。

https://comic.pixiv.net/works/8619

あらすじ

それは、とある居酒屋から始まった――。

漫画家・山本さほから放たれた一言によって「免許合宿」に行くことになった、39歳にして運転免許を持っていない二人。

お笑い芸人・五明拓弥と友人のアーティストimai(group_inou)。

静岡の激うまハンバーグを食べに行くことを目標に、自動車免許を2週間で取得するための免許合宿へと向かうのだが…。

免許を取った人、これから免許を取りたい人、免許を取らなかった人――。

すべてのオトナたちに「青春」をリフレインしてもらうため、今いちばん読んで欲しい一冊!

「版元ドットコム」より引用

見どころ・感想等(ネタバレあり)

免許合宿について知れる

この作品は、主人公で作者の「五明拓弥」さんが、友人でミュージシャンのgroup_inouの「imai」さんと自動車免許を取得するために、漫画家「山本さほ」さんの勧めで「免許合宿」に行く話です。

免許合宿は、2週間で、その間に起こった出来事を1日目、2日目という具合に卒業までを淡々とエッセイ漫画にしてあります。

私は、大学生の時に大学近くの自動車学校に通って運転免許を取得したので、この免許合宿については知らなかったです。こういうのがあるんだーと大変新鮮でした。

まず、ホテルに泊まって、教習場との送迎があり、みっちりと学科と実技の講習を受けるんですね。

そして、教習所の周りには何もない田舎で、唯一ご飯が楽しみという生活。

でもその休みの合間に知らない土地で遊園地に行ったり、食事に出たりという束の間の安息もありました。

また、色んな方と一緒に合宿に参加するみたいで、送迎なども一緒で自然と交流も生まれるみたいです。

教官が本当に個性的

やはり、免許教習所といえば名物教官がつきものです。

そして、これがこの作品の「見どころ」の一つともいえます!

実は、サブタイトルの「自分でストーリーを創れ」は、教官の言葉です。(ストーリーというあだ名)

他にもヤンキーのような「漢の中の漢」や訳の分からない寒いギャグを言う「ジョーカー」などの個性的な教官が出てきて主人公に心理的ダメージを与えてきます。

私も自動車学校の教官は、高圧的で苦手でした。「こんなことも出来ないのか!」みたいな罵声を浴びせられました。

主人公もimaiさんもこうった教官に苦しめられます。

中でも、imaiさんが当たった「MAX」と呼ばれる嫌な教官への主人公が行うプチ仕返しも見ものです。

友情と絆がいい

短い間の合宿ですが、たまたま立ち寄った飲食店で仮免の応援でおにぎりをもらったり、試験前には同期の方から声をかけられたりと絆が生まれます。

また、何より良かったのは、主人公が自分の卒業検定後にimaiさんを応援する様子ですね。(合格を願ったり、差し入れをしたり)

主人公とimaiさんは、元々仲が良かったと思いますが、この免許合宿を通してより仲が深まったのではないでしょうか。

最後に、山本さほさんと3人で予定通りにドライブに行く描写は感動的でした。

Twitterでの反応

まとめ

如何でしたでしょうか?

まさかの芸人さんが描かれたこちらの作品、絵も味があって良かったですし、飽きが来なくて一気に読めました。

アラフォーでこんな体験は貴重だなーと思って読みました。

大判で少し高めですが、読んで良かったです。皆さんも、ぜひ、よんでみてくださいね!

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