メイクで夢を追う熱い青春漫画「ブレス」感想

ブレス1巻
ワンダーパパ
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みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。

本日は、夢を追う熱い青春漫画「ブレス」を読みましたので、

ご紹介します。

概要

こちらの作品は、「少年マガジンエッジ」にて連載されており、2022年8月に1巻が発売されています。

作者は、「園山 ゆきの」さんです。以下は、試し読み出来る「講談社コミックプラス」のアドレスです。ぜひ、読んでみて下さい。

https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000367875

あらすじ

元モデルの宇田川アイアは、メイクアップアーティストになる夢を持っていたが、周りから否定されることを恐れて夢を諦めていた。

ある日アイアは、顔のそばかすを隠すように背中を丸めている大人しい女の子・炭崎純と学園祭のコンテストに出場することになった。

衣装・ヘアメイクを担当するスタイリスト役とモデル役の2人1組でランウェイを歩くコンテストで、アイアは炭崎にメイクをすることに。

炭崎とのやり取りの中で教室では見せない魅力を炭崎に感じたアイアは、メイクで炭崎の魅力を引き出し学園祭に挑む。

「講談社コミックプラス」ホームページより引用

登場人物

宇田川 アイア(うだが あいあ):主人公

イケメン。元モデル。メイクアップアーティストを目指したかったが、自分にはモデルしか期待されていない思い、どちらも辞めてしまう。自分には才能がないと自信を持てないでいる。感情を出すのが下手で、周囲に誤解を与えるタイプ。

炭崎 純(すみさき じゅん):主人公の同級生

高身長で綺麗な顔立ちだが、自分に自信がないので、猫背。そばかすを気にしている。モデルになることを夢見ている。

見どころ・感想など(ネタバレあり)

自信を取り戻すふたり

主人公は、メイクアップアーティストに興味を示していたものの、一旦夢を諦めています。

それは、モデルということで、誰もモデルとしての自分にしか期待してくれなくて、ふてくされていたのでした。

そして、あらすじにあるように文化祭でモデルをやっていたからとモデル役を押し付けられます。
しかし、そこでヒロインの純との交流により、純粋に純を輝かせようとして再びメイクに向き合います。

一方で純も母から教えてもらったウォーキングは練習していたものの、自分の顔に自信が持てずにモデルの夢に一歩踏み出せないで、萎縮していました。

だけど、主人公との交流で、モデル役とメイク役を交代することを提案し、やり遂げたことで見事にお互いに自信を取り戻します。

この二人の本来のなりたかった自分に向かって、果敢に挑戦し、自信を取り戻していく様が胸をすくような爽快感があって良かったです。

高め合うふたり

文化祭で自信を取り戻したかに見えたふたりですが、そう都合よく全てが都合よく好転はしません。

ふたりともまた壁にぶつかります。

しかも、主人公は、ライバルの出現で、「迷い」やまたもや「自信」がゆらぎますが、ヒロインの存在によって迷いを振り切り、開き直ることが出来ました。

こういうお互いを高め合える交流は、見ていて尊いなーと思います。

テーマがいい

この作品のブレスは、何を意味しているのかなーと思っていたら、1巻で出てきます。
それは、「祝福」なんですね。(キリスト教では、神が自らの恵みを授けることをいう)

つまり、主人公は、メイクを通じて自分がメイクをした人があと一歩を踏み出せる後押しをたいんですね。

主人公が、ヒロインをメイクで応援し、ヒロインが本来の自分をさらけ出すのを祈るところが、良いテーマだなと思いました。

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか。

こちらも新刊が出るやTwitterで多くの方が読んでいるのを見かけました。

読んでみると、絵も上手くて読みやすかったです。

まだ1巻ですが、若さゆえの葛藤や苦悩、それから高め合う存在との交流とライバルの出現と成長など凝縮されており、とてもデビュー作と思えない一冊でした。

2巻も10月に出るみたいで、楽しみです。

未読の方はぜひ、読んでみて下さい。でわ。

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