サイコな悪意のサスペンス漫画「私の胎の中の化け物」感想

私の胎の中の化け物1巻
ワンダーパパ
ワンダーパパ

皆さん、こんにちは!ワンダーパパです。

新刊「私の胎の中の化け物」を読みました。面白かったので、

ご紹介します。

概要

こちらの作品は、「コミックDAYS」で連載されている作品です。

作者は、「中村 すすむ」さんで2022年8月に1巻が発売されています。

以下は、試し読み出来る「コミックDAYS」のアドレスです。ぜひ、読んでみて下さい。

https://comic-days.com/episode/3269754496654718138

あらすじ

貴方の中の“悪意”を目覚めさす。衝撃のサスペンス!!優等生で、先生からの信頼も厚い女子中学生の神城千夏。友達とも仲良く、誰のことも嫌いになんてならない幸せな日々を過ごしていた…はずだった。しかし、千夏は気づいてしまった。担任の塚本のことが嫌いだと、周りに対してとてもいらいらしていることを。フタをして、見ないふりをしていた自分の気持ちを自覚した時、千夏の中にいた“化け物”が暴れ出し、本性を現し始めた。

コミックDAYSホームページより引用

登場人物

神城 千夏(かみしろ ちなつ):主人公

黒髪でロング。美人。中学2年生。クラスでは、委員長をしている。真面目で優秀、誰にでも優しい良い子で通っている。しかし、ある時、今まで人を嫌いにならないように生きてきたことや自分を抑えていることに気づき。自分の本性に気づく。そして、担任への憎悪が爆発しする。

塚田:千夏の担任

メガネの中年男性。清潔感がない、贔屓をする、セクハラ、デリカシーがない、暴力など本当に嫌な奴。千夏は嫌いにならない様にと何を言われてもされても耐えていたが、生理についてぐちぐち言われる。

見どころ・感想など

良い子が自分の本性に気づく

主人公は、無邪気だった小学生から、中学生になり、初潮がきます。

この物語の中では、それが主人公の中に「化け物」が生まれた象徴のように描かれています。

そして、中学生になってから、人を嫌いにならないように、嫌なことにも耐えて自分を抑えるようになっていました。

しかし、担任がすごく嫌な奴でセクハラやひいき、暴力、デリカシーの無い発言(生理に関する)を繰り返し、ついに千夏がキレます

そのキレ方は、喚くでもなく静かでサイコパス的です。残忍で躊躇がありません。

その為に無自覚ながらも自分を抑えていたのでした。

以前読んだ小説の「悪の教典」の教師ハスミンの様な美形で人気者、頭がいいが、裏の顔は残忍なサイコパスを連想しました。

壊す対象がエスカレートする

始めは、鬱陶しい友達をこけさせたり、わざと家で食器を割ったりしていた主人公ですが、面白いものを何か壊せないか探し始めます。

そして、ついに頭のいい千夏は、元々問題を持っている生徒の家庭を壊すことにします。

しかもやはり頭が良いだけあって、やり方が狡猾です。どういう風にやったかは、読んでみて下さい。

簡潔に言うと、自分は直接手を下さず、うまく背中を押すスタイルですね。

どんどんと今後もこの暴走しそうな雰囲気です。それから、何かを壊した後にすっごい笑顔なのもゾワゾワ来ました。

壊す対象は嫌な奴

この作品、残忍なサイコパスものですが、壊す対象は、今のところ「問題がある担任」だったり「いじめっ子」だったりで嫌な奴が対象となっています。

その為、読者にはスカッとする要素もあります。

今後どのような嫌な奴をどのように壊して行くのか気になりました。

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか?

こちらの作品、絵も雰囲気があって良かったです。女子中学生が主人公というのも良い!

今後、どの様なものをどの様に壊して行くのか、展開が気になり、期待が持てます。

まだ1巻が出たばかりのこちらの作品ですが、面白かったです。気になった方は読んでみて下さい。

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