不気味な信者ビジネス漫画「るなしい」感想

るなしい1巻
ワンダーパパ
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みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。

本日は、漫画沼でも紹介されてた不気味な信者ビジネス漫画

「るなしい」を読みましたのでご紹介します。

概要

こちらの作品は、「小説現代」で連載されている作品です。

作者は、「意志強 ナツ子」さんで、現在2巻まで発売されています。

漫画沼で麒麟の川島さんがオススメされていたので、読んでみました。

あらすじ

いじめられっ子の「郷田 るな」の家は、祖母である「ばあば」と鍼灸院を営んでる。

ある時、イケメンの「ケンショー」くんが、るなのいじめを助け、話しかけてきた。

そして、るなは、ケンショーくんに恋をするが、宗教ビジネスを営む家庭では「神の子」であり続けるために恋愛を禁止されている。

恋愛に傾きかけたるなは、自分に優しくしてきたケンショーくんを宗教ビジネスに取り込むことを決意するがーといった内容です。

登場人物(ネタバレあり)

郷田 るな:主人公

鍼灸院では、神様である「火神」(かじん)に愛されてるとして、月経の時の経血を染み込ませたシートをもぐさと一緒に販売している。女子からは、水泳の時にパンツを晒されるいじめを受けていた。幼馴染の「スバル」の仲間と仲良くしていた。ケンショーくんに惚れるが、我に返り、宗教ビジネスに取り込み、見返すことを決意する。

ケンショーくん:イケメン

リア充だが、家が貧しく、将来成功することを望んでいた。気まぐれから、るなをいじめから助け、話しかける。もぐさを貰い、鍼灸院に行くことで、宗教ビジネスに取り込まれる。るな、スバルとビジネスでいくら稼げるか勝負する。

スバル:るなの幼馴染

小説を書いていた。るなのことを気にかけている。るながケンショーくんを好きになることに不安と苛立ちを覚えて反対する。るなの自伝を書き、ケンショーくんに読まれたことで、るなが宗教ビジネスに取り込み見返そうとしていたことを知られる。

見どころ・感想など(ネタバレあり)

不気味な雰囲気

まず以ってこちらの作品、絵からして不気味です。

表紙を見てもらったら、分かるかも知れませんが、私は登場人物の目が怖いなーというのが第一印象でした。

次に怖かったのは、ケンショーくんがどんどんと「信者ビジネス」にハマっていく姿ですね。

「儀式」と称して相手の悩みにつけ込んで、代償の必要性身近な人から引き離すというやり方がまさに常套手段っぽいのにケンショーくんは、どんどんと信じ込んで行きます。(裏では、儀式の最中にるながラジカセで「ラップ音」を流したりしている)

そして、自ら自分の容姿を利用して悩み相談ビジネスを行うまでになります。

この過程がまさに「信者ビジネス」にハマったらこうなるんだろうなーとゾッとしました。

信者ビジネスの怖さ

ケンショーくんとるなとスバルで信者ビジネスで誰が一番儲けるかを競うのですが、ケンショーくんの悩み相談にハマった子はよりケンショーくんを独占する為に次々とお金を注ぎ込んで行きます。

この様子がホストにはまった女性のようで怖かったです。

なんせお金を得るために、自分の体を男に触らせてお金を稼ぐようになるんですが、「自己実現」のためとしてそれ自体が目的に変わっていくんですから恐怖です。

また、るながヤラセで信じ込ませた相手を恋愛相談として洗脳していく様も見ていて嫌な気分になりました。

別の見方では、本当に信者ビジネスの怖さが学べました。

気になる続きと番外編

物語の当初から、るなは刑務所に入っていて、差し入れとして自分の伝記「るなしい」を受け取るところから始まります。(まさにこの漫画のこと)

おそらくこの作品は、スバルが書いた伝記で、るながまだまだ信者ビジネスを続けて刑務所に入れられるまでを描くといことになる設定なのでしょうが、今後の展開が非常に気になります。

また、この作品には巻末に番外編として漫画が掲載されているのですが、こちらも可愛らしく「るな視点」で書かれていますが、内容が気持ち悪く嫌な気分満載でした。

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか?

ニュースで霊感商法という単語を聞かない日がないような昨今ですが、こちらの作品を読むと人がいかにして信者ビジネスに取り込まれていくかが分かりますね。

不気味な漫画や宗教とビジネス問題などに興味がある方は、読んでみて下さい。

結構嫌な気分になるかもしれませんので、ご了承ください。

あー何か中和できる癒される漫画を読みたいー!

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