

皆さん、こんにちは!ワンダーパパです。
本日は、面白いジュブナイルミステリー「北北西に雲と征け」
を5巻まで読みましたので、ご紹介します。
概要
こちらの作品は、2016年より角川の「青騎士」(隔月)にて連載されており、現在5巻まで発売されています。2019年に「マンガ大賞」にノミネートされています。
作者は、「入江 亜季」さんです。
下記は、試し読み出来る「角川」のアドレスです。ぜひ、読んでみて下さい。
https://www.kadokawa.co.jp/product/321706000806/
あらすじ
舞台はアイスランド島、北緯64度のランズ・エンド。
17歳の主人公・御山慧には3つの秘密があった。
ひとつ、クルマと話ができる。ふたつ、美人な女の子が苦手。3つ、その職業は、探偵――。
あるときは逃げ出した飼い犬を連れ戻し、またあるときはひと目ぼれの相手を探し出す。
愛車ジムニーを駆りながら、胸のすくような探偵活劇が、いま始まる!
kadokawaホームページより引用
登場人物(ネタバレあり)
御山 慧(みやま けい):主人公
黒髪。長身なイケメン。祖父はフランス人。ぶっきらぼうなところもあるが、優しい。嘘が嫌い。
アイスランドに祖父のジャックと住んでいる。車と話が出来たり、サイコメトリーのような能力を持つ。探偵業を生業としている。
ジャック:祖父
陽気な人物。教師。慧と二人で一緒に暮らしている。モテる。動物と話が出来る能力を持つ。
笑声に特徴があり、「ンッフッフ」と笑う。
カトラ:休業中の女優、ジャックの彼女
ジャックにナンパされ、好きになる。慧の祖父と知らなかった時、慧にジャックを探すよう依頼する。
リリア:カトラの姪
金髪。ロングの髪。歌が得意で酒場で歌っている。美人。慧には冷たい。でも、好意を持っている。
御山 三知嵩(みやま みちたか):慧の弟
天然の人たらし。金髪。兄の慧をすごく慕っている。甘えが過ぎて、自分では何も出来ない。癇癪を起こす。人を切るイメージを相手に与え、弱らせる能力を持つ。(本当は殺しているのか?)
この能力のせいで、刑事や複数名から人を殺していると疑われている。
見どころ・感想など
アイスランドに行ってみたくなる
私が生活している分にはあまり馴染みのない国の「アイスランド」がこの作品の舞台です。
位置くらいはぼんやりと知っていましたが、この作品のおかげでまるで本当にそこへ行ったみたいに詳しく知ることが出来ました。
特に2巻では、日本から親友の「清」が訪ねてきて、慧が名所を案内します。
溶岩で出来た厳しい大地で植物もあまり育たないです。しかし、羊はたくさん飼われていて寒く乾燥しています。
そんなアイスランドですが、滝や間欠泉、世界最大の露天温泉があり、オーロラが見れて、人が優しく、非常に魅力的に描かれています。
また、よくホットドックやコーヒーを飲んでいて、何気ない日常が、作者の独特の画風とよく合って
いてオシャレな雰囲気を醸し出しています。
主人公がイケメンなのも相まって、外国映画を見ているような錯覚をしてしましますね。
あまり海外に行ったことがない私も行ってみたくなりました!(金髪美女も多いみたい。「ンッフッフ」)
慧の能力と恋愛要素
慧の能力と探偵業
主人公は、探偵業を生業としていますが、もともとの身体能力の高さや度胸、そして生まれ持った「サイコメトリー」的な能力を生かして事件を解決していきます。
ここも面白い要素でした。
今までの依頼は、人探しや浮気調査等だったのですが、電源の入っていない携帯電話から受信歴やメール、写真を読み取っていました。
その他は、車と会話することで、誰を乗せたかやどこに行ったかまで分かるという脅威的な能力で、面白かったです。
恋愛要素
リリヤとは、いつもいがみ合って、喧嘩ばかりしているようですが、実は結構お互いに認めあっていて慧が熱を出したらリリヤが看病したり、リリヤの美声を慧が褒めたりという場面もありました。
例えるなら、「らんま1/2」の乱馬とあかねのような関係でしょうか?
この恋愛が進むのかどうかも見どころのひとつです。
三知嵩の謎
最大の謎は、 三知嵩が人を殺しているという疑いをかけられ、刑事が日本から追ってきているところでしょうか。
実際に能力では、相手を斬りつけるイメージを見せ、相手を無力化するような描写はありました。
また、周りでその様子を見ていた者は、 三知嵩が殺したと怯えていました。
とにかく、 三知嵩の周りでは人が次々と死んでいることは間違いなさそうです。
三知嵩は、生粋の人たらしで、反面、わがままなミステリアスな存在です。
1巻から 三知嵩を探しに日本に行ったり、刑事に殴られたりと散々な目にあっている主人公ですが、今後どうなっていくか注目です。
Twitterでの反応
久しぶりに本屋で表紙買いした!「北北西に雲と征け」って本です!絵柄も雰囲気も素敵でアウトドア描写とか土地の空気感とか場の描き方がめっちゃ好きですね…久しぶりに一期一会してしまった pic.twitter.com/tyheqd4MTh
— どすこいセンダワシ♔™ 日曜日 西 え 12a (@kingbero) May 27, 2018
北北西に雲と征け2巻読み終わった〜〜〜〜〜!描かれてる空気がとても綺麗……読んでて心がめちゃめちゃ清涼感に満たされるし自分の部屋の空気美味しくなったみたい
— まきのこ (@hosizoragohan) March 26, 2018
1.北北西に雲と征け
— ヨスガ(32) (@yosuga_179) December 13, 2020
無機物と意思の疎通が可能な、アイスランド在住の青年の話。
たまに探偵やったり、ドライブしたり、旅したり。洗練された絵が好き。
旅に出たくなるそんな話
まとめ
如何だったでしょうか?
名前は知っていて、面白そうだなとは思っていましたが、読めていませんでした。
読んでみると、お洒落で雰囲気抜群でまるで海外に旅行に行ったみたいな気分になれました。
旅行好き、ミステリー好きの方は、ハマると思います。ぜひ、読んでみて下さい。