新しいディストピアSF漫画「ニューノーマル」感想

ニューノーマル1巻
ワンダーパパ
ワンダーパパ

皆さん、こんにちは!ワンダーパパです。

パンデミック後の未来を描いたSF漫画「ニューノーマル」を

2巻まで読みましたので、ご紹介します。

概要

こちらの作品は、電子コミックレーベル「コミックアウル」より3巻まで発売されています。作者は、「相原 瑛人」さんで、他の作品は「美魔女の綾野さん」があります。以下は試し読みできる「コミックアウル」のアドレスです。ぜひ、読んでみてください。

https://owlcomic.jp/titles/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB/

あらすじ

僕たちが生まれる少し前、ひとつの感染症が世界を変えた」――マスクで口元を隠すことが当たり前の日常となった近未来。世界流行<パンデミック>前の時代に密かに思いを馳せる少女・夏木とクラスメイトの秦は、ふとしたことから小さな秘密を共有する仲になり……。「新しい日常」の世界を生きる二人の「新しい非日常」の物語が、動き出す!


コミックアウルホームページより引用

登場人物(ネタバレあり)

秦 遥人(はた はると):主人公、高校2年生

ドローンレース部に所属している。もともと夏木のことを気にしていたところ、偶然に水を飲んでいる時に「口」を見てしまう。何故か女性にモテる。母性をくすぐるタイプかも。

夏木 咲(なつき えみ):主人公の同級生

ロング。陸上部。ロードバイクで登校。両親の過去のアルバム等から過去のマスク無しの社会に憧れを抱いている。初めは主人公のことを意識していなかったが・・・

日向 エリカ(ひなた えりか):高校1年生、ドローンレース部の先輩の妹

主人公がこちらも偶然、が食事をしていて、「口」をを目撃する。また、ドローンレース部に入り、積極的に主人公にアプローチしてくるようになる。

相良 雅人(さがら まさと):防疫隊隊長

主人公を「反体制派」から救う。また、夏木とはひょんなことから知り合いになり、交流が生まれる。

椎名 七海(しいな なみ):アイドル

隔離施設で、主人公と知り合いになる。

見どころ・感想など(ネタバレあり)

パンデミック後の社会がモチーフ

こちらの作品は、現在の新型コロナウィルス感染症と同じくパンデミック後の社会がモチーフとなっています。

したがって、みんながマスクをしてソーシャルディスタンスをして暮らしています。既視感があり、共感性も高い物語となっています。

例えば、感染症「陽性」になってしまった主人公は学校を休まざるを得なくなり、学校では「風邪」として休んだり、隔離生活を余儀なくされます。

その中で、主人公の不安や隔離施設で出会った人のその後の経過を気にする様子などまさに今、私達が経験しているような状況をよく描き出してくれています。

「口=エロ」の社会

パンデミック後、数十年が経過しており、マスクをするのが当たり前の世代にとっては、他人の鼻や口を見る機会がなくなり、テレビ等でも鼻や口を映すのは良しとしくなり、常に隠している口は「性器」と同じ恥ずかしさを感じる社会となっています。

「口=エロ!」すごい社会ですが、こうなるのも頷けますね。隠すから、想像を掻き立てるし、恥ずかしくなるものですね。世界には、女性が胸をさらけ出すのが当たり前の社会もありますしね。

そうだ!隠すから恥ずかしいんだ!隠すのを止めよう!!(警察に連行されながら)

恋愛だけではない面白さ

主人公はパンデミック後の未来の高校生で、恋愛が中心になってくるのかなーと思ってましたが、マスク社会への「反体制派」が出てきたり、「防疫隊」という感染症を防ぐ為に消防隊のような部隊が出てきたりとSF要素も出てきました。

また、反対体制派や防疫隊と主人公たちもからんできており、物語の広がりが期待できます。
それから、東京は感染症により封鎖されていて、封鎖社会となっており、入れなくなります。こちらは、「アフターゴット」のような設定でもあり、ワクワクしてきました。

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか?

コロナウィルス感染症発生から数年がたった現代、まだまだマスク生活は続きそうです。
そんな中、マスクが当たり前の社会が続いた先の未来をうまく描いているこちらの作品。共感性もあり、絵もキレイで見やすく面白かったです。

皆さんも、ぜひチェックしてみてください。

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