胸糞悪いタイムリープ鬱漫画「生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと」感想

生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと1巻
ワンダーパパ
ワンダーパパ

皆さん、こんにちは!ワンダーパパです。

本日は、うっかり読んだら気分が悪くなる胸糞悪いタイムリープ漫画

「生まれる価値のなかった自分がアンナに出来るいくつかのこと」

を読みましたので、ご紹介します。

概要

こちらの作品は、2013年から2015年にかけて「月刊アクション」にて掲載されています。

全3巻で、作者は、「永瀬 ようすけ」さんです。

下記は、試し読み出来るアドレスですが、いきなり過激シーンですので、ご注意下さい。

https://www.futabasha.co.jp/book/97845758442450000000?type=1

あらすじ

漫画家志望の32歳「向井和也」は酩酊の果てに母校の小学校の屋上から飛び降りた。目覚めるとそこは20年前の世界で、自分の姿も小学6年生に戻っていた。屈辱にまみれた人生をやり直すチャンスを得たカズヤは、初恋の少女アンナと結ばれる事を望む。しかし、その想いが新たな悲劇の幕を開く――。時を超えて初恋を汚す物語。

双葉社ホームページより引用

※Amazonでは、取扱いがないようです。

登場人物

向井 和也(むかい かずや):主人公

漫画家志望。アンナとキョウという幼馴染とともに成長する。元々アンナのことが好きだった。

忍び込んだ学校の屋上から落ちて20年前の小学6年生に戻る。ロリコン。真正のドクズ。

保田 杏奈(やすだ あんな):幼馴染

1巻表紙。和也が一方的に好意を寄せる。キョウと結婚することになる。小学生の時より主人公に優しい。和也は、昔からキョウと好き合っていると知ると、アンナを力づくで汚すことを決意する。

外海 いずる(そとがい いずる):アンナの親戚

和也の学校に転校してくる。何故か、主人公のことを初めから敵視している。身を挺してアンナを守ろうとする。その正体は・・・。

見どころ・感想など(ネタバレあり)

鬱なタイムリープストーリー

私が今まで読んできたタイムリープものは、何とか人を救いたいと思って頑張るパターンがほとんどだったのですが、こちらの作品の主人公は、違います。

始めは、タイムリープした世界で好きな女の子を振り向かせたいと思っていたのですが、昔から幼馴染のリョウのことを好きだったと知るや、開き直りって力尽くで貞操を奪うことを決意します。

しかも、自分を好きな女子をいいように使い、段々と手段を選ばなくなっていきます。

また、実際は32歳の為、これから起こることを知っていたり、他の小学生より知力や経験がある分、無垢な小学生を食い物にしたりとタチが悪いです。

実際に、脅かす目的で過去の交通事故の記憶を利用しようとしたら、運悪く同級生の男子が死んでしまいます。

今までのタイムリープ漫画と違って、本当に「」になりました。

一貫したクズさの主人公

主人公は、本当に「一貫したクズさ」です。

タイムスリップする前は、デブでオタク、無職の童貞でなかなか漫画家になれず、挫折した人生でした。

また、結婚して幸せになる幼馴染のふたりに嫌気がさし、酔った勢いで小学校に忍びこみ、全裸で小学生のスク水の匂いを嗅いでいました。

タイムリープ後も開き直ってからは、上記の通り、やりたい放題でブレることなく、あの手この手でアンナの貞操に執着します。(相手は、小学生です。)

このクズさ、気持ち悪さがもう逆に清々しいくらいで、ある意味感心しました。

タイトルの意味とラスト

この作品は、3巻完結です。

3巻まで読むと、なぜ「外海 いずる」がアンナを守ろうとするのか、そして、なぜこのタイトルなのかが分かります。

そういった意味では、この漫画がタイムリープものとしてきちんと伏線も回収されます。

胸糞は悪いですが、続きが気になって次々と読んでしまいました。

多少強引なところもありましたが、展開が「うまいなー」と思いました。

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか?

うっかり読むと「嫌な気分」になるので、ご注意下さい。

タイムリープものが好きなので、読んでみましたが、しばらく鬱な気分になりました。

むしろ、あえて狂気的な漫画が好きな方は、3巻と短くまとまっており、話としては面白かったので、良いかも知れません。

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