オススメの名作漫画感想(寄生獣)

寄生獣1巻
ワンダーパパ
ワンダーパパ

みなさん、こんにちは! ワンダーパパです、

今回は、私のオススメ漫画について紹介していきます。 

作品について

私がオススメする漫画は、有名なので、みなさん聞いたことがあると思います。

「寄生獣」という漫画です。

この作品は、私が中学生の時集めだした30年くらい前の漫画なのですが、折に触れて繰り返し何度も読んだ数少ない作品の一つです。(調べてみたら2,000万部も売れているようですね) 

そして、現在は、「ヒストリエ」という古代ギリシャ時代をテーマにした作品を描かれており、こちらの方をご存じの方も多いかもしれません。 

あらすじ(ネタバレあり)

では、早速ですが、「寄生獣」を知らない方にあらすじをご紹介します。(一部ネタバレを含みます) 

ある時、正体不明の生物が突如、空から飛来し、初めはヘビのような形態で人間の体内に潜り込んで、「頭部」を乗っ取り寄生する、そして、その人間に成り代わって生活し、人間を捕食する。これが「パラサイト」です。 

主人公の高校生「泉新一」は、手から潜り込んできた寄生獣を右手より上に行かないように右手を電気コードで自ら縛って食い止めます。

その結果、右手のみのパラサイトが出来てしまい、そのパラサイトである「ミギー」との奇妙な共同生活が始まります。

ミギーは人間の頭部を奪わなかった為、人間を捕食しませんが、人の言葉を理解し、話が出来ます。

しかし、通常のパラサイトは人間と共存している新一とミギーを敵とみなし、次々と襲ってきます。

そこで、これらの敵とミギーと協力して戦ううちに、お互いに友情にも似た感情が芽生えるのだった・・・といった内容です。 

見どころ・感想(ネタバレあり)

丁寧な心理描写

身近な人の死が主人公を苦しめます。

それをこの漫画の中で「心に穴が空いている」と表現しています。

それで、その「心の穴」が空いてしまった悲しみやそれを埋める為の葛藤、それからその苦しみを結果的に救うことになる存在等、登場人物の気持ちの動きを丁寧に描きこんでいるところが最大の魅力です。

そして、敵であるはずのパラサイトの心も掘り下げて描写してあり、感情移入してしまう場面があります。 

リアリティの追求

また、この作品の魅力として作品全体を通してかなりリアルに作られており、SFなのに本当にこのようなことがあるのではいかとさえ錯覚させられます。 

パラサイトが、人間の中に紛れ込んでいるという恐怖や混乱や、警察やマスコミを巻き込んで、社会騒動になる様子やパニックになっていく様子がありありと描かれています。

最大の魅力は、ミギー

そして、なんと言ってもこの作品を通して心揺さぶられるのは、「ミギー」の存在です。 

パラサイトは、育った環境で人間のように個性が出るのですが、ミギーは図鑑などを見て育った為、大変賢いです。

また、勇気があり、幾度となく主人公を助けます。

自分では「人間ではないから心がない」というようなことを言いますが、随所で主人公を通して読者に哲学的なことを教えてくれます。 

まとめ

私は、中学生ながらに生と死、親と子、愛情、相互理解、勇気、人間のエゴ等本当に様々なことをこの作品に教えられました。 

そして、この作品は、是非とも多くの方に読んでいただいたいと思っています。 

(全10巻ですので、割と短期間で読める作品です。完全版は、8巻のようです。) 

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