面白い設定のSF漫画「菌と鉄」感想

菌と鉄1巻
ワンダーパパ
ワンダーパパ

皆さん、こんにちは!ワンダーパパです。

本日は、面白いダークファンタジー漫画「菌と鉄」を2巻まで

読みましたので、その感想です。

概要

こちらの作品は、2021年より「別冊少年マガジン」にて連載されていて、現在、2巻まで発売されています。

作者は、「片山 あやか」さんで、「進撃の巨人」の作者「諫山 創」さんもこの作品を応援されています。

下記は、試し読み出来る「講談社コミックプラス」のアドレスです。ぜひ、読んでみて下さい。

https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000352475

あらすじ

人類はキノコに支配されていた。脳に寄生することで自由を奪い、思考を奪い、菌類は徹底した管理社会を築き上げた。しかし、ここにイレギュラーが存在する。最強の兵士・ダンテは、ひとりの少女との出会いをきっかけに、この世界の理を覆す決意をした。『進撃の巨人』諫山創が惚れ込んだ、新たなる”絶望”と”抵抗”の物語。人類はキノコに支配されていた。脳に寄生することで自由を奪い、思考を奪い、菌類は徹底した管理社会を築き上げた。しかし、ここにイレギュラーが存在する。最強の兵士・ダンテは、ひとりの少女との出会いをきっかけに、この世界の理を覆す決意をした。さあ。絶望の底から、叛逆をはじめよう

「講談社プラス」より引用

登場人物(ネタバレあり)

ダンテ:主人公

首に「狼」のようなアザがある。字が読めない、その為、絵などで物を覚える。菌が支配する世界において「アミガサ」という組織に所属。(脳に菌を埋め込み人間の思考を支配。)外の世界に出て人間のゲリラ組織「エーテル」の女の子と出会い、極秘作戦を生き残る。そして、アミガサを裏切り、エーテルの一員として立ち上がる。「ギン」により、修行を受けた。カプセルの力により、体を「鉄」にする能力を得る。

グラント:アミガサの総帥

金髪。女子のような前髪。兵士を統率している。しかし、実際は、「エーテル」のスパイ。

非常に優れた能力を持ち、分岐する未来が見える。

博士:ボス

菌類。見た目は、包帯ぐるぐる人間。世界中に菌糸を伸ばし、自然を操る。未来を見渡す能力を持つ。

アミガサ:菌が人間を兵隊とする組織

創まり(はじまり)の5人:敵の幹部等

エーテル:人間が菌に立ち向かうゲリラ組織

見どころ・感想など(ネタバレあり)

面白い設定

菌類による支配(ダンテ以外は)

主人公のダンテは、「アミガサ」という世界政府のもと、きのこ(菌類)に支配された世界で塀の中で、女性と隔離されて外の世界を知らずに何の疑問も抱かずに兵隊として暮らしていました。(ダンテ以外は)

それは、人々は、脳に「脳菌糸」を埋め込まれて思考をも支配されていたからでした。(ダンテ以外は)

ダンテは、支配されていませんでしたが、「おかしな奴」と見なされ、頻繁に拷問されていました。

しかし、身体能力が極めて高かった為、殺されずにいました。

菌が脳を操って人間を支配するとか、「面白ろ!」ってなりました。

エーテルの少女との出会い

アミガサが完璧に計算する世界のエーテルを一掃する「外の世界の極秘作戦」で、奇跡的に生き残ったダンテは、初めて「女性」という生物を見ます。

そして、女性と接したダンテは、様々な価値観を共有することが出来、実は色んなことに疑問を持つ自分こそが逆に「まとも」だったという確信を得ます。

ここら辺で、ダンテはただの「ヘラヘラした奴」とういう印象から、「自分を持った芯のある奴」という印象に変わり、一気に好感が出てきました。

主人公の成長と面白い能力バトル

この世界において、エーテルは、アミガサが持つ高い科学技術の産物である「カプセル」を盗んで飲むことで、様々な能力を得ることが出来ます。

例えば、視聴覚神経を強化したり、熱伝導の能力、そして肉体を鉄にする能力などです。

ダンテは、鉄化の能力を持つ「ギン」の修行のもと「メタルカプセル」を飲むことで、体を「鉄」にして戦うことが出来る様になりました。(ただし、ドラゴンボールの「超神水」のように飲んだら死ぬリスクもあり)

これこそが、タイトルの「鉄」でこれにより「菌」に対抗するということなのでしょう。

また、ダンテは字を読むことが出来ない代わりに相手の動きをパターン化して読むことが出来き、どんどん強くなっていきます。

そして、必殺技の身につけ、聴覚強化や妨害電波など色々な能力を持つ仲間と一緒に戦うようになります。

しかし、敵もどんな攻撃も通さない奴や地球全土透視する奴などチートクラスの能力を持っていて、どういう能力バトルになるのかワクワクしました。

絶望に次ぐ絶望=熱い展開

2巻では、エーテルの総攻撃をかけるという、「え?すでにいきなり終盤?」とも思われるような展開になります。

が、アミガサが強すぎて幹部も次々に犠牲になっていきます。

それで、ダンテも必殺技をマスターして覚醒していき、熱い展開になっていくのですが、いきなりボスが出てきてみんな死にまくります。

それだけでなく、みんながパスを繋いで、繋いでやっとぶち当てた「最終兵器」も通じない「ボス強すぎ問題」が勃発します。

「え?これあり?」「これどうすんの?」ってなって、こりゃーおもろいやんけ!ってなりました。

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか?

未知の強すぎる敵に立ち向かうという絶望という点や城壁に囲まれて外界と隔離されていた点や絵、ギャグを挟んでくる点では、「進撃の巨人」の初期を思い出してしまいました。

賛否両論あると思いますが、私は面白かったです!ぜひ、読んで見て下さい。

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