壮大なビブリオファンタジー漫画「図書館の大魔術師」感想

図書館の大魔術師1
ワンダーパパ
ワンダーパパ

皆さん、こんにちは!ワンダーパパです。

本好き必見の壮大なビブリオファンタジー漫画「図書館の大魔術師」を

5巻まで読みましたので、ご紹介します。

下記の紹介内容は、主に1部である3巻までの内容です。

概要

こちらの作品は、2017年から「グッドアフタヌーン」で連載されており、現在6巻まで発売されています。

作者は、「泉 光」さんです。

下記は、試し読みできる「アフタヌーン公式」のアドレスです。ぜひ、読んでみて下さい。

https://afternoon.kodansha.co.jp/c/toshodai/

あらすじ

とある田舎の村に住む「シオ」は、本が大好きな少年で、姉と二人で暮らしており、貧しかった。

しかし、姉は自分が読み書きが出来ないからと、働きづくめでシオを学校に行かせてくれていた。

そして、その村には図書館があったが、耳が長く混血であったので、差別され利用出来なかった。

そこへ、都会の中央図書館から司書(カフナ)が偶然訪れる。

司書は、この本が価値がある世界において「本を守る存在」だった。

1冊の本による出合によって対等に接してくれた司書の「セドナ」との出会いが、少年の運命を決めた。少年は、「司書」になることを決意するのだった。

登場人物(ネタバレあり)

シオ=フミス:主人公

金色の髪、白い肌。耳が尖っている。ホビ族との混血。本が大好き。姉と二人暮らしで貧しく、いじめられていた。卑屈な性格だったが、司書の「セドナ」に出会い、変わり、司書を目指すようになる。

「マナ」と呼ばれる万物に宿るエネルギーを大量に持っている。(例えるならナルト)

セドナ=ブルゥ:中央図書館守護室の司書

黒髪のロング。風の魔術を使う。カッコつけたがる性格で、度々シオと話す時には高いとこから飛び降りたり、仰々しく話したりと「演出」を行う。

中央図書館では、守護室に勤務しており、「十二賢者」の一人。

見どころ・感想など(ネタバレあり)

絵が綺麗で書き込みや設定がすごい

この作品は、ファンタジーで魔法や想像上の生物が出てくるような世界なのですが、背景の自然、人物の服に至るまでの書き込みが凄く、中世の世界を繊細に且つリアルに描き出しています。

また、この「本」や「図書館」を中心とした世界も神話や種族、言語、宗教に至るまで非常に細かく設定してあり、説明も分かりやすく、壮大なこの世界にのめり込むことが出来ます

まるで本当に映画を見ているような気分になれました。

本が繋ぐ熱さや感動に震える

この作品の世界では、「本」が大変価値を持っており、「司書」がその本を守っています。

そして、本に対する想いも熱く、「本の力で世界を繋ぐ」ことがテーマとなっています。

実際に、シオは、セドナが置き忘れた1冊の本を手に取って読んだことから、セドナと知り合いになります。

シオは、自らの境遇を悲観し、いつか物語の主人公が自分を助けてくれることを期待していました。

しかし、セドナは、「主人公は現れない」と言います。

そして、続けて「シオ!!主人公は、君だ!己の力で物語を動かし!!この世界を変えろ!!!」と言います。

言われた言葉がシオの心を震わせ、司書になることを決意します。

その言葉の後、この本のタイトルが「ドーン」と出てきて本当に感動しました!

主人公の成長

主人公は、7年間、朝は学校に行き、昼は仕事、夜は勉強を行い、司書を目指しました。

しかし、お金持ちは、塾に行き、全ての時間を使って司書を目指します。

つまり、生まれついた環境でスタート地点が違うというわけです。

これは、私たちの現実世界でもそうですね。いわゆる「親ガチャ」などという言葉で言われたりもしていますね。

だけど、シオはそれにメゲることなく、勉強をし、体を鍛え、村でも認められる存在となり、いじめていた学友とも和解し、全てを自分の力で変えました

セドナから言われた通り、「自分で世界を変えた」わけです。

それでも、司書の試験は厳しく、中国の「科挙」や「ハンターハンター」のハンター試験を彷彿とさせる試験です。

その試験中でも、シオは素晴らしい仲間と成長を続け、試験を最後までやり遂げいます。

3巻で1部が完結するのですが、本当に感動しました。どうなったかは、読んで確認して見て下さい。

Twitterでの反応

まとめ

如何だったでしょうか?

先日、「王様のブランチ」でも紹介されていたこちらの作品ですが、本を愛する方々にとって本当に素晴らしい作品です。

本を愛し、本を大切にする話って最高です!!もちろん、漫画もそうですね。

ツイッターでも皆さんが読まれているのが分かります。

気になったら、ぜひ、読んでみて下さいね!

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