

みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。
本日は、漫画沼でも紹介されていた面白い歴史・超人バトル
漫画「東独にいた」1−3巻を読みましたので、ご紹介します。
概要
こちらの作品は、「ヤンマガWEB」にて連載されている作品です。(現在、休載中のようです)
作者は、「宮下 暁」さんです。ちばてつや賞を受賞。こちらの作品でのデビュー。
以下、試し読みできる「ヤンマガWEB」のアドレスです。現在、15話まで無料で読めるようですので、ぜひ、読んでみて下さい。
https://yanmaga.jp/comics/%E6%9D%B1%E7%8B%AC%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%9F
あらすじ
ベルリンの壁で一つの国が真っ二つに裂かれた世界。 東ドイツ。 社会主義が支配するその国に住むアナベルは、 古本屋を営む青年・ユキロウに密かな恋心を抱いていた。 そして、国家の陰謀が絡む明かせない秘密を。 時代が、思想が、抗争が、二人を別つ壁となる――。 東ドイツに生きた人々を描く本格派歴史劇。
ヤンマガWEBホームページより引用
登場人物(ネタバレあり)
ユキロウ:主人公
日系人。売れない書店を営んでいる冴えない優男。しかし、その正体は「フレンダー」(見知らぬ人)と呼ばれる反政府組織のリーダー。自身の人格を「ユキロウ」と「フレンダー」に自由にスイッチ出来る能力を持つ。
アナベル:軍人。「MSG」と呼ばれる特殊部隊。強化人間。1巻の表紙。
ユキロウに軍人であることを隠し、恋心を抱いていた。しかし、その実態は、「身躯兵器」(しんたい兵器)と呼ばれ、科学を用いて、極限まで強化された人間。超スピードで動き、素手で人間を粉砕する。また、弾丸が当たっても死なない。
フライハイト:反政府組織
ユキロウをリーダーとした、大規模な組織。諜報部隊や戦闘部隊など役割ごとに統制されている。
エミリアとういう暗号を得意とする「情報部」にノアゾンというMSGに匹敵する身体能力者もいる。
MSG:多目的戦闘群
アナベルが所属する部隊。他に主に4人(クロード、イシドロ、イーダ、エッポのMSGがいる。
見どころ・感想など(ネタバレあり)
両想いの二人が殺し合うことに
この作品の悲劇的なところは、ロミオとジュリエットじゃないですけど、決して結ばれない二人なんですよねー。
初めは、ユキロウはアナベルを恋愛感情から仲間に引き入れる作戦だったみたいですが、次第にアナベルに惹かれていきます。
しかし、軍人と反政府組織のリーダーとしての立場や信念から結ばれることを許しません。
そしてまた、ユキロウの本当の顔に気づいたアナベルは、「あなた達を倒す」として決別を宣言するのですが、ユキロウはフレンダーとしてではなく、「ユキロウ」として「君は間違ってない。」と信念に生きるアナベルを肯定します。
この場面は、本当に切なかったです。
刃牙のような超人バトル
この作品のヒロイン的存在のアナベルは、「身躯兵器」と言って、科学者によって極限まで身体能力を高められた存在であり、あの「グラップラー刃牙」のようなバトルを繰り広げます。
銃を持っている複数人に対し、素手で対抗します。
しかも、恐るべき超スピードとパワーでして、手刀で人の頭部を切り落とします!
また、スナイパーから、狙撃されて直撃しても無事という、「お前は、オーガかよ!!」とツッコミたくなるような強さです。
しかし、これに対し、反政府組織は、通常の火力で挑むのみかと思っていたところ、3巻ではノアゾンも強化人間と渡り合う身体能力を持っていました。こりゃ、俄然オモロくなてきたでー。
圧倒的な力に頭脳戦で挑む
フレンダー率いる反政府組織は、圧倒的力を誇る軍組織の「MSG」に対し、頭脳戦で対抗します。
捉えられたフレンダーを救出するために、複数の施設を目眩しに爆破してMSGの戦力を分散させたり、拘留所では、助け出すために、変装して潜入します。
また、大量の構成員を変装して正規の軍と見分けがつかなくして逃げるなど戦術が巧みで面白いです。
しかし、力では圧倒的にMSGが有利の為、「身躯兵器」と対峙した時の心理的駆け引きが緊迫感があってドキドキしながら読みました。
この物語は、社会主義や民主主義、デモやプロパガンダなどの政治の話もそれなりにありますが、それ以上に物語としては、MSG対フライハイトの組織対決として十分に面白く仕上がっています。
Twitterでの反応
かまいたちがおすすめしてた東独にいた読んでみたけどおもしろかた
— ねうしとら (@neushi111) June 17, 2022
政府率いる超人部隊vs反政府組織のとんでもバトルを両視点から描いた話
1巻から5巻までワクワクする展開でずっと面白かったけど現在休載中…😑https://t.co/BszhzcQ5yZ
「東独にいた」面白かったので15年ぶりくらいに漫画を買ってしまった。
— ばらばらばら (@ringen_s) June 18, 2022
浦沢直樹の「MONSTER」と雰囲気似てるかも。
『東独にいた』っていう漫画めっちゃ面白い、政治的要素が強めのハンターハンターみたい
— しもせ🍕週1日だけ働く大阪のローマピザ社長🍻絶賛ダイエット中です🔥 (@semoshi) June 14, 2022
まとめ
如何だってでしょうか?
私も漫画沼から知ったこの作品ですが、読んでみると、圧倒的な強さを誇るMSGに対して頭脳戦で立ち向かうフレンダー達の反政府組織の戦いに緊張感を持って次々と読めました。
しかも、現在話題になっているロシアのような社会主義国のセンシティブな話もあり、勉強になりました。
絵も綺麗で、戦闘も刃牙みたいで面白かったです。とてもデビュー作とは思えない完成度でした。
これは、オススメされるだけあります。皆さんも、ぜひ、読んみてくださいね。