

みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。
最近読んで面白かったサスペンスの3作品を紹介します。
こちらは、「川島・山内のマンガ沼」でも紹介されていた作品でもあるようです。
ぜひ、読んでみてくださいね。
君が僕らを悪魔と呼んだ頃(完結)
あらすじ
かつて、僕は悪魔だった。半年間の失踪を経て、それ以前の記憶の全てを失ってしまった斎藤悠介。実感のない自分と折り合いをつけながら日々を過ごしていた彼の前に、膨大な過去の罪が立ちはだかる。知らされていた“自分”は、歪な噓。仮面の下にあったのは、あまりに醜悪な“悪魔”の姿。奪われた記憶と、拭えない罪。平穏は脆く、儚く、崩れ去る。――さて。俺が殺したのは、どこの誰だ?
マガポケホームページより引用
以下、マガポケの7話まで無料で読めますので、読んでみて下さい。
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/13932016480029113186
見どころ・感想など(ネタバレあり)
悪魔という名の過去
こちらの作品は、「君が獣になる前に」の作者が描いた作品です。
「君が獣になる前に」が面白かったので、読んでみました。
ここでいう「悪魔」は、主人公の過去です。主人公は中学生の時にありとあらゆる悪行を尽くします。
いじめ、リンチ、レイプ、そして殺人などです、そして、それらを心から楽しんでいて、周りから「悪魔」と呼ばれていたドクズでした。
しかし、主人公は、高校生になって、記憶を失ってしまい、優しくて唯の「いいやつ」になってしまうのですが、いつでも過去の自分を憎む被害者がこれ幸いに復讐してきます。
過去に何をしたのか?どんなクズでなぜ人を殺めたのか?という記憶を取り戻すのが前半の大きなポイントでした。
罪の清算は出来るのか
後半は、この作品のテーマにつながるものです。
記憶を取り戻しても、主人公は、善人のままだったのですが、周りは、過去の「悪魔」と呼ばれていた頃を許してくれず、どんなに主人公が善行を行っても「裏があるのでは?」と疑ったり、その「噂」「レッテル」から逃れることが出来ません。
現代社会では、「更生」を前提に「罪」を償えることになっていますが、実際は反省や善行を積むことによって清算出来るのか?というところに焦点が当たります。
ある兄弟に出会い、主人公も少しずつ前を向くのですがー
どういう結末かはぜひ、読んで確かめてみて下さい。
まとめ
この作品は、かなりダークな話で、考えさせられるところも多々ある作品でした。
しかし、物語としては面白く、一気に読めました。
だけど、やはり実際に自分が被害者だったり、自分の周りにこのような主人公がいたら、この漫画と同じように主人公を遠ざけてしまうと思います。
それだけに、作者の訴えは分かるのですが、まだ少し消化不良気味です。
親愛なる僕へ殺意を込めて(完結)
あらすじ
「人生は楽しんだもん勝ち」がモットーの大学生・浦島エイジ。だが彼は、人には言えない“過酷な運命”を背負っていた。その現実と向き合った時、彼は惨劇に巻き込まれていく。
マガポケホームページより引用
以下、無料で試し読みができるマガポケのアドレスです。
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156740335922
見どころ・感想など(かなりのネタバレあり)
犯罪者の子どもとして生きるということ
この作品の主人公の父親は、残虐な殺人者として名が知れ渡っており、そのサイコぶりに酔狂する者も多数いるぐらいです。
この主人公も何かにつけて、「殺人者の子ども」というレッテルを貼られ、マスコミや親族からも追い詰められ、実際に苦労して生きてきました。
しかし、主人公は「真犯人」が別にいると確信し、その真犯人を突き止めるために果敢に行動を起こしていきます。
そして、信頼できる友人や恋人を得て、「殺人者の子ども」ということを一旦は乗り越えるのですが、またもやこのことが主人公を最大に追い詰めます。
二重人格が面白い
こちらの作品の面白いところは、前半と後半に別れているところです。
そして、それを分けているのが、主人公の二重人格にあります。
前半では、主に平凡な大学生の「浦島 エイジ」がどちらかというと事件に巻き込まれていきます。
しかし、後半では父親の起こした事件の真犯人に迫るべく「もう一人の人格」が犯人を追い詰めます。
別の人格が出ている間は、浦島エイジから見ると時間が飛んでいるように感じます。お互いの人格はお互いを疎ましく思っていたのですがーどうなるかは読んでみて下さい。
意外な人物の意外な事実にびっくりする
良い意味でも悪い意味でも、登場人物がぶっ飛んでいる人が多数いて、その意外な内面や事実にびっくすること間違いなしです。
伏線はあったのでしょうが、私はあまり考えずに読んで、「まじかー!」と驚きました。
まとめ
こちらの作品は、ストーリーがよく練られて、絵も読みやすく、かなり面白かったです。
それなりに長編のミステリー小説を読んだような読了感と満足感を得ることが出来ました。
しかも、いくつかの真実が分かった時の衝撃がえげつなく、「まじですかー」「そう来ましたか」という気持ちになれました。サスペンスものが好きなら、オススメです。
降り積もれ孤独な死よ(連載中)
あらすじ
この作品は、引用にも書いてあるように、上記の「親愛なる僕へ殺意を込めて」のコンビが描く最新作となっています。上記作品が面白かったので、こちらの作品も注目しています。
累計100万部超の大ヒットクライムサスペンス『親愛なる僕へ殺意をこめて』コンビ、最新作!富字山南警察署の刑事・冴木仁は空き巣の通報を受けて、山の手にそびえ立つ屋敷へ向かった。ところが、調べを進めていく中で、衝撃の事実が判明。捜査陣に戦慄が走る…!!血塗られた狂気と対峙する刑事を描く、激情と慟哭のノワールサスペンス、開幕!!
マガポケホームページより引用
以下、無料で試し読みができるマガポケのアドレスです。
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496454703351
見どころ・感想など(ネタバレあり)
真犯人の謎
この作品は、とある屋敷で大量の死体が見つかり、屋敷の主人が容疑者となります。
しかし、この容疑者は、たくさんの虐待された子どもたちを保護し、自分の子どものように育てていました。
そして、このうちの多数が殺されてしまったのです。
だけど、生き残った子ども(既に成長し、大人になっている)は口を揃えて容疑者の罪を無実だと言います。(優しく、生きる術を与えてくれたため)
おそらく、生き残った子どもの誰かが真犯人では?という流れになっていきます。
テーマは重め
この作品は、「虐待」が大きなテーマになっています。
主人公は、刑事で父親から虐待を受けて育っています。そのため、虐待には人一倍敏感です。
そして、刑事の弟が生き残った子どもであり、二人とも過去の「虐待」に今も苦しめられています。
まとめ
まだ始まったばかりで、2巻までしか発売されてませんので、今後に期待です。
しかし、この作者は前作で色んなことをひっくり返して、面白くしてくれたので、「期待大」で3巻を待っています。
みなさんもまだまだ間に合うので、ぜひ、読んで追いかけて下さいね。