
みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。
歪んだ友情のサスペンス漫画「じゃあ、君の代わりに殺そうか?」
1−5巻を読んで面白かったので、ご紹介します!
概要
こちらの作品は、「別冊ヤングチャンピオン」にて連載されており、現在5巻まで発売されています。
作画「榊原 宗々」さん、原作は「蔵人 健吾」さんとなっています。
榊原さんは「今夜は月が綺麗ですが、とりあえず死ね」を描いていた方です。
下記は、「別冊ヤングチャンピオン」の試し読みできるアドレスです。
https://www.akitashoten.co.jp/bessatsu-yc
あらすじ(ネタバレあり)
ハガキ職人である主人公である高校生の「藤倉 優馬」は、内向的な性格で「西野」というかなりイカれた不良をはじめとした3人グループに入学後2週間で既にいじめられていた。
しかし、ある日、同級生の「雨里 涼」(アメリ)に助けられる。イケメンなのに同じハガキ投稿が趣味ということで、友達となる。
しかも、「俺の優馬に手を出したら、殺すよ。」といじめっ子に宣言し、実際にいじめの現場に割って入り、いじめっ子から救ってくれる。
その為、「1番の親友」思うようになる。
だが、その実態は1人ずついじめっ子を金属バットなどでボコボコにし、主犯の「西野」を監禁、拷問するヤバいやつだったーという内容です。
登場人物
藤倉 優馬(ふじくら ゆうま):主人公、高校1年生
基本的に優しく、気が弱い。内向的であり、いじめも我慢していた。趣味は、深夜番組へのハガキ投稿で、将来は、放送作家を夢見ていた。
雨里 涼(あめさと りょう):アメリ、主人公の親友となる
真っ直ぐな性格。笑顔も爽やかなイケメン。優馬と同じハガキ投稿で何度もラジオで読まれる。
しかし、躊躇なく、笑顔で西野を拷問したりするサイコな一面も持つ。
西野、村上、カズの3人のいじめっ子
西野は、特にヤバいやつ。中学の時に、優馬を救おうとした友達を顔が変わるくらいにボコボコにし、頭に火をつけた。しかし、アメリに監禁され、拷問される。
見どころ・感想(ネタバレあり)
歪んだ友情を求めるサイコな親友
アメリが優馬を想う気持ちは、全て純然たる本物であるのは間違いないのですが、なぜそこまで優馬に執着するのかがまだ分かっていません。
作品タイトルにもあるように、主人公の為に殺人を犯すことも躊躇わない様子でした。
そして、主人公には、西野を殺すことで「罪の共有」(秘密の共有)によって一層の結びつきを求めてきます。
いい奴なんだけど、サイコ過ぎてその歪んだ友情の表現に驚きました。
しかし、一方で、生まれが武闘派ヤクザの親分の愛人の子であることや虐待を受けながら育って来たことなど歪んでいった経緯が明かされてくるにつれて、憐れみも感じるようになりました。
歪みながらも美しい友情
常軌逸したアメリの求める友情に優しすぎる主人公は、徐々にアメリに心を開いていきます。
本来なら、警察にアメリを売ることも出来たのですが、一緒に逃げることを選択し、逃避行として旅行に行きます。
その旅行中は、肩を組んで写真を撮ったり、恋人の聖地を男二人で観光するなど、ボーイズラブを連想させるくらいの仲の良さでした。
そして、最後には自分にもアメリの過去を半分背負わせてくれというまでになりました。
このシーンでは、お互いに歪んではいますが、友情の美しさにジーンと来ました。
アメリの正体は?
アメリは、優馬が幼い頃に会ったことがあるというシーンが描写されており、共通の友人にも「幼い頃の約束を確認するため」に同じ高校に入学したと言っています。
また、一方で、中学の頃の「雨里 涼」は不登校であり、弱々しかった同じ中学出身者が証言しており、実はアメリは正体不明のニセモノであるという可能性も出て来ました。
では、なおさら、優馬に執着するわけが分からず、それこそがこの作品の今後のキーとなりそうです。
謎が謎を呼ぶ展開にどんどんとこの作品にめり込んでいきました。
Twitterでの反応
蔵人先生の狂気と切なさを行き来するストーリーと榊原先生の美麗イラストの相性が良すぎるからじゃあ、君の代わりに殺そうか?は最&高ってワケ
— しき (@sk_orhr) June 6, 2022
『川島・山内のマンガ沼』で紹介してた作品
— 春陽(はるひ)❤️花城 (@howachon_shie) June 5, 2022
じゃあ、君の代わりに殺そうか?
まとめ
如何だったでしょうか?
この作品では、グロいシーンやアメリのサイコな怖さもありますが、それを越えた友情に魅せられました。
また、アメリの優馬に対する執着の謎も読者を惹きつける要因だと思います。
面白くて、一気に読んでしまいました!
サスペンスものが好きな方は、ぜひ、読んでみてください。
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