
みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。
本日は、闇が深過ぎる漫画「少年のアビス」を1ー5巻まで読みましたので、
ご紹介します。
概要
この作品は、2020年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載されています。
作者は、「峰浪 りょう」さんとなっており、現在、8巻まで発売されています。
昨年、「次に来る漫画大賞2021」で11位です。
下記アドレス「となりのヤングジャンプ」で試し読み出来ますので、読んでみて下さい。
https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156765668111
あらすじ
公式では、下記のようになっていてましたので、恋愛ものかーと思って読んでませんでしたが、実際読んでみると、ボーイミーツガールどころではありませんでした。
貧困に介護、引きこもり、毒親、性の搾取、メンヘラなど全ての闇を孕んだドロドロの物語でした。
何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児は、“ただ”生きていた。家族、将来の夢、幼馴染。そのどれもが彼をこの町に縛り付けている。このまま“ただ”生きていく、そう思っていた。彼女に出会うまでは――。 生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今”を映し出すワールドエンド・ボーイミーツガール、開幕――!!
「となりのヤングジャンプ」より引用
登場人物
黒瀬 令児(くろせ れいじ):主人公
基本、心が優しい。イケメン。女性が守ってやりたくなるタイプ。認知症の祖母のお世話や引きこもりの兄の為に、母にコンビニで買い物をさせられている。また、父親は家を出ていない。進学せずに地元のいじめっ子の幼馴染の会社に就職するように言われている。そんな毎日に絶望している。
青江 ナギ(あおえ なぎ):アイドルグループのメンバー
アイドルを休業し、コンビニでアルバイトしていたところに主人公と出会う。美女だが、あまり自分の意思を持っておらず、「生きている理由がない」ことから、死にたいと思っている。全てに絶望している主人公に心中を持ちかける。主人公と深い関係になる。
似非森 耕作(にせもり こうさく):小説家
有名な小説家。実家が主人公の地元で東京から戻ってきた。主人公の母の同級生ということが分かる。青江ナギと婚姻関係を結んでいることが後で分かる。
チャコ:主人公の幼馴染
ちょっとぽっちゃりの女の子。主人公に青江ナギのことや似非森のことを教える。明るく、主人公の希望だった為、チャコが憧れていた似非森から引き離そうとする。しかし、チャコも家庭に絶望している一人だった。
見どころ・感想など(ネタバレあり)
みんな闇を抱えている
この物語は、どちらかというとダークで、みんな闇を抱えて生きています。
主人公は、貧しい家庭で痴呆症の祖母、引きこもりの兄の世話を母と行っています。
そして、そのことから、進学を諦め、何もないこの田舎の地元で就職する未来に絶望していました。
しかも、就職するのは、自分をパシリにしている幼馴染の会社なんですよね。
元アイドルの青江ナギと出会ったことで、心中を試みますが、教師に見つかり、保護されます。
ここから、救われるかと思いきや、全ての登場人物が闇を抱えており、主人公を翻弄していきます。
以下は、その代表格です。
担任の女教師(柴ちゃん先生)
心中から救った主人公から「助けて」と頼まれたのをきっかけに、「助けなきゃ」使命感に目覚める。
しかし、変な方向に目覚めてしまい、教師という立番を利用し、母親や幼馴染など令児を守るという名目で引き離そうとする。ほぼストーカー。かなりのメンヘラ具合にゾッとしました。
どうですか?この紹介だけでは、イメージがつかないかと思いますが、こんなヤバい闇を抱えた登場人物ばかりで鬱になります。
実は一番やばいのは母親という鬱展開
始めは、似非森という小説家が、心中しようとした元アイドルの旦那として登場し、怪しいやつという認識でした。
というのも、母親が同級生で「悪いやつだから、近づくな」と言っていたんですよね。
しかし、そのうち、本当にヤバいのはこの母親だと分かってきます。どうやばかったかは伏せておきます。
これには、流石の私もかなり鬱な気分になりました。
救われない主人公。今後、どうなって行くのか続きが気になって読みたいけど、読むのにパワーが必要で読むのが辛い状況です。
抜け出せない閉塞感
主人公が絶望しているのは、一生を閉塞感がある地元で過ごしていくことなんですよね。
かくゆう私の地元もかなりの田舎で、このままここで一生を過ごすのは嫌だという気持ちを持って学生時代を過ごしたので、すごくよく分かります。
そして、相変わらずな地元の友達と相変わらずの介護や引きこもりの兄の世話などに絶望してしまったというところでしょう。
しかも、ここまで書いてきたように闇を抱えた人ばかり。
主人公の令児に救いがあることを切に願いたいです。
Twitterの反応
少年のアビスって漫画の闇が凄くて病みつきになる笑
— だんご (@OBQEieBiV2LAbDt) May 5, 2022
徐々に主人公が幸せになると思いきや、、、
結末が気になりすぎる pic.twitter.com/QFT7fko91A
少年のアビス読んでるけど、もう頭おかしい人ばっかで混乱に混乱の積み重ねで、もう大混乱!(笑)
— な✿ (@pyon_non) May 7, 2022
少年のアビスって漫画を読みはじめたら高速で読み切っちゃって次回が待ち遠しいよ……。面白すぎて毎話怖くて泣いちゃうんよ……。
— Cream ˖*🜸 (@cream14ch) May 9, 2022
少年のアビス、あまりにも周りの大人たちの気が狂ってて吐き気がする…みんな逃げて…無事に大人になって…どこにいっても私は私だって言っても、町も家族も血縁も足枷になるなら距離を取ることはできる…
— ねむ (@ll6AH20ohi7jg2f) May 7, 2022
まとめ
如何だったでしょうか?
この作品、かなり重くてダークで、闇深いですけど、物凄く面白いです。
続きが気になって一気に読めます。
だけど、「闇金ウシジマくん」みたいな展開が続くので、人を選ぶかも知れません。
未読の方で、気になった方は、ぜひ、読んでみて下さい。