

みなさん、こんにちは!ワンダーパパです。
圧倒的熱量の漫画「ひゃくえんむ。100M」を読みましたので、
ご紹介します!
概要
こちらの作品は、2018年から2019年に講談社の「マガポケ」にて掲載された作品です。
全5巻でしたが、現在、新装版が「上」「下」として2巻発売されています。
私は、この新装版を購入して読みました。
作者は、「魚豊」(うおと)さんで、現在、「ビックコミックスピリッツ」にて「チ。ー地球の運動についてー」と言う地動説を題材にしたこれまた熱い漫画を連載されています。
下記アドレスから「ひゃくえむ。100M」の試し読みができますので、ぜひ、読んでみて下さい。
https://news.kodansha.co.jp/7010
あらすじ
小学生の「トガシ」は、生まれつき足が速かった。
そして、彼の信念は「足が早ければ全て解決する」だった。
実際に「友達」も「居場所」もそれで手に入れた。
そんな時、転校生の「小宮」に出会う。小宮は、気が弱く、いじめられっ子だった。現実から逃げる為に、走っていた。「走れば辛い現実から逃げられる。」と思っていた。
トガシは、そんな小宮がネガティブな感情で走るのは「もったいない」と思い、走り方を教えた。
すると、小宮は、グングンと才能を発揮する。
そして、それは100メール走に全てをかける二人の出会いだったーといった内容です。
登場人物(ネタバレあり)
トガシ:主人公
生まれつき足が速く、足が早ければ全てが解決すると思っていた。
実際にみんなからチヤホヤされていた。しかし、小宮に出会い、初めて負けるかもという不安と恐怖を知る。また、初めて全力で走ることになる。
小宮:トガシのライバル
気が弱い。いじめれ子だったので、走ることで気を紛らわしていた。トガシの指導によって才能を開花させていく。
見どころ・感想
100メートルに魅せられた者たち
こんなに熱くなれる漫画は、久しぶりです。
トガシと小宮は、小学生の時出会い、お互いを認め合って競い合った結果、100メートル走に魅せられていきます。
たかが、100メートル走だけど、この作品で言えば、「陸上に狂わされる」「陸上に殺される」こともあるくらいに、100メートル走が「世界の全て」になっていきます。
二人の出会いは、今後、「人生の全て」を捧げるきっかけになったといっても過言ではありませんでした。
そして、学生の間に陸上を続けるかの「葛藤」がありますが、結局、どこへも行けず、陸上に戻ってきます。
とてもではないけれども、言葉だけでは表せない世界。だから、あえて題名を100Mではなく、「ひゃくえむ。100M」にしたのではないかと推察します。
「ひゃくえむ。」曰く、「その距離は、人間の価値を決める」です。
心に刺さる言葉たち
この作品では、「勝ち」へのこだわりや勝利へのあくなき「執念」が描かれています。
仲間との馴れ合いではなく、競争相手(ライバル)として付き合う。
そして、最後はあくまで自分との戦いとなります。
中でも、肉体を精神が凌駕する瞬間を色濃く描いています。
それゆえ、次々と心に刺さる言葉を生み出しています。
下記にて心に刺さる言葉の一場面を紹介します。
「ひゃくえむ。100M」新装版ジョウより引用
「競争る気か?」と書いて「やる気か?」ですよ!この子達小学生ですよ!?
「もちろん真剣で」と書いて「もちろんガチで」と読ませるとは凄まじいですね。
この場面は、二人が競争をする場面ですが、観客もいない、誰も褒めてくれない、いるのは二人だけ。
それでも、お互いを認め合った二人は、一切の手抜きなしで、走る・・・。震えますね。
この作品を通して、絶対にあなたの現在を変えてくれる言葉がありますよ!
圧倒的熱量
作者は、年齢を公表していないようで、はっきりと分かりませんが、現在、23歳から24歳くらいだそうです。
そして、この作品はすでに四年前の作品であるから、20歳前後で描いたことになりますね。
一体どんな人生を歩めば、こんな圧倒的な熱量を持った漫画が描けるんだと思いました。
失礼ながら、絵は、決してどの漫画家よりも上手いというわけではないと思いますが、一コマ一コマに込められたキャラクターへの想いが伝わってきます。
荒々しい線が、セリフが、キャラの表情が心を打ちます!!
思わず、息を飲んで食い入るように読んでしまいました。
Twitterでの反応
チ。の魚豊先生のひゃくえむ。新装版を一気読みした!!狂気的な情熱がたまらなかったです、本当面白かった!!
— 氷華 (@NT0208) April 27, 2022
『ひゃくえむ。』読んだ。
— まんかんしょく (@nakagawaaaaaaa3) April 30, 2022
めちゃくちゃに面白い。
魚豊先生の漫画の魅力はやっぱりこの他作品とは一線を画す1ページ1ページの圧倒的な熱量と異質な没入感。
この感覚をみんなにもぜひ味わって欲しい。 pic.twitter.com/HwNH09zqUJ
まとめ
如何だったでしょうか?
もし、今、あなたが何か足りないなーとか困難にぶつかっているとしたら、ぜひ、この作品を手に取ってみて下さい。
この漫画の圧倒的な「熱」があなたの心に刺さること間違いなしです!!
今、本当に皆さんにお勧めしたい漫画です!
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